妊娠中から出産後にかけて、虫歯菌(ミュータンス菌)や歯垢(しこう)を減らす作用がある
天然甘味料「キシリトール」を摂取すると、産まれてくる子どもの虫歯菌感染が
抑えられることを、岡山大大学院の仲井雪絵助手(歯科医師)らが突き止めた。
虫歯菌の感染が遅いほど、虫歯になりにくくなるとされており、
母親の心がけが、子どもの虫歯予防につながることを実証した研究成果として注目される。
母親がガムをかまなかった非摂取群では、子どもが1歳、1歳半の時に
虫歯菌に感染した割合は76・9%、91・7%。これに対し、摂取群は、
それぞれ15%、42・9%と感染率は半分以下に抑えられた。
虫歯菌感染の原因の大半は、虫歯の親が食べ物をかんで子どもに与えたり、
親子のはしやスプーンの共有だとされるだけに、仲井助手は
「出産前後の母親の口腔状態を改善することが、
子どもの虫歯を予防する一つの手段になる」と話している。